“きみのや”のまんぷく日記

うちだきみこの心と手から生まれたものたち

【常備すれば普段の料理が格段にレベルアップする!】実山椒の下処理と使い方。

毎年5月〜6月にかけて店頭に並ぶ「実山椒」。

家庭料理ではあまり使われることがないかもしれませんが、

これが普段のお料理を格段にレベルアップしてくれる素晴らしい食材なのです。

下処理もとっても簡単!

冷凍しておけば一年中使えるので、ぜひ試してみてください。

 

◎実山椒はどこで買う?

5月中旬になると、八百屋さんや道の駅、またスーパーでも販売されます。

できるだけ色がきれいなグリーンで鮮度の良いものを選んでください。

各地にある道の駅や、野菜の直売所などは、

生産者の方から直接届く新鮮なものが買えるので特にオススメです!

 

◎下処理の方法は?

①ボウルにあけて、ざっと水洗いします。

②熱湯に塩少々を入れて、枝つきのまま5分ほどゆでます。

③ざるにあげて、冷水に1時間ほどさらします。(アクと辛味が抜けます)

④水気をよくふき取り、枝から実をはずします。(軸は残っててもかまいません)

 

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◎保存方法は?

水気がよく切れたら、小分けしてラップで包み、、フリーザーバッグに入れて冷凍します。こうしておけば、一年中使うことができます。

 

【下処理した実山椒をお料理に使ってみましょう!】

 

わたしが実山椒を使ってよく作るおすすめの料理は、

『サンマの山椒煮』です。

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新鮮なサンマを見つけたらよく作るんですが、

これ、実山椒が加わることで、ぐーんと美味しさがレベルアップします!

砂糖と醤油の甘辛味というのは、食べている途中で少し飽きてきたり、

甘さがしつこく感じられたり、少し単調になっちゃったりするものです。

そんなときに欠かせないのが、薬味。

例えば、焼き鳥には一味や七味。

うなぎの蒲焼には粉山椒が付きものですよね。

薬味には味のバランスをとってくれるほか、

薬膳的にも、体を温めたり血や気のめぐりをよくしてくれるといった

様々な効能があります。

そんな日本の薬味の代表的なものが、この実山椒といえるでしょう。

お魚の煮付け以外にも、

ちりめんじゃこの佃煮や、牛肉の佃煮、鶏そぼろ、

鰹節の甘辛ふりかけなど、混ぜて一緒に煮るだけで、

ピリッとした辛味と香りが美味しい、

特別な一品ができあがります!

 

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『ごはんにもお酒にも美味しい!サンマの山椒煮』

 

材料(分量は目安です)

サンマ2尾・生姜(薄切りまたは千切り)ひとかけ分・実山椒適量

酒と水合わせて約150CC・しょうゆ大さじ2・砂糖とみりん合わせて大さじ2 

・酢少々

作り方

①サンマは頭をおとして内蔵を取り出し、よく洗って水気をふき、筒切りにする。

②鍋に並べて、調味料と生姜・山椒の実を加えて落し蓋をして煮る。

(圧力鍋で作れば骨までやわらかく食べられます。食べる前に蓋をとって煮汁を煮詰めるとより美味しいです。)

 

冷凍庫に実山椒があることで、

普段の料理がレベルアップすること間違いなしです!

ぜひみなさまもお試しください。

 

お読みいただきありがとうございました。( ´ ▽ ` )